こんにちは。ころたんです(‘ω’)ノ
統合失調症の症状で辛かった、「感情鈍麻」について経験を書きます。感情鈍麻は陰性症状のうちの一つといわれています。陰性症状とは本来あるものがなくなってしまう症状です。(陽性症状は本来ないものが加わる症状)
本来あるべき感情が鈍くなってしまうことを「感情鈍麻」といいます。この感情鈍麻、喜怒哀楽が消失してしまうもので、簡単に言うと、「何をしても何も感じなくなる」症状です。嬉しさや感動などの喜びはもちろん、怒ることも悲しむこと、楽しいと思う感情すべてが弱まってしまいます。
入院中の私が、それを自覚したのが、病室にあるテレビを見たときでした。お笑い番組を見てもちっとも笑えず、疲れるだけなのです(;´・ω・)小説を読もうとしても、前の記事で説明した認知機能障害によって読めないし、少し読めてもちっとも面白く感じないのです(;´・ω・)
それから、苦しかったのがやはり人とのコミュニケーションでした。冗談を相手が言ってくれても心から笑うことが出来ず、表情にも感情を表せないのです(-_-)
この症状は比較的長く私を苦しめました。退院後の自宅療養でも、母が色んな場所に連れて行ってくれたのですが、記念に写真を撮るとき、うまく笑顔が作れなくて、どこか表情が曇っているような写真になってしまいました(´;ω;`)ウゥゥ
しかしながら今では写真を撮れば満面の笑みを浮かべることが出来るようになりました。
長い間感情が平板化されていたのですが、幾度なく感情に訴えかけるものに触れることで、徐々に感情を取り戻すことが出来ました(*´ω`*)
大きな効果があったのはやはり何といっても自然のエネルギーでした。花々が発する活き活きとした生命力が私に感情を再び与えてくれたと感じます。他にも、家族や友人とのつながりも感情回復に効果があったと思いますし、一時は苦痛でしかなかったアニメや映画なども、ある程度感情が戻ってきたときに再挑戦したら、感情が動かされるのを感じて、今では心を豊かにする大切な趣味の一つです。
このように、一度完全にリセットされた感情回路も、小さなステップを踏んでしっかりRebuild出来るものだと感じています。
現在同じ悩みに直面している仲間や、本人の様子を見て心配になってしまうご家族に伝えたいのは、
「絶対によくなる。そう信じて小さな挑戦を大切にしてほしい」
ということです。
皆さんが多彩な感情を持って、心豊かに過ごせることを願っています!(^^)!
今日はこの辺で♪
コメント