こんにちは！ 統合失調症歴10年の大地です！！
今回は『シルバーリボンジャパン』いうNPOについて紹介していきたいと思います！
①シルバーリボンジャパンってなに？
脳や心に起因する疾患(障害)およびメンタルヘルスへの理解を促進することを目的として、普及啓発活動を行っています！
②普及啓発活動って具体的にどんな活動をしているんですか？
一番大きなイベントは、10月10日の世界メンタルヘルスデーです。全国の行政庁舎や建造物をシルバーとグリーンにライトアップし、メンタルヘルスについて関心を持ってもらえるようにしています。
何故シルバーとグリーンなのかというと、シルバーはシルバーリボン運動のシルバーです。シルバーリボン運動はアメリカ発症なのですが、息子さんが統合失調症を発病した弁護士夫妻が、雲の隙間から差し込むシルバーの光をみて、ご近所の方々へ息子さんの病気への理解を求めて手作りのシルバーリボンを作り配った所から始まっています。グリーンは、WHOが定めた世界メンタルヘルスデーのカラーとなっています。そのため、日本では世界メンタルヘルスデーには、メンタルヘルスや精神疾患への理解を深める啓発活動の色「シルバー」と、世界メンタルヘルスデーのカラー「グリーン」の両方でライトアップをしているようです。
因みにその日は、東京タワーでシルバーリボングッズの販売を行っているようです！
他にも、年間を通してブレイブトークをやっています。ブレイブトークとは、メイベリンニューヨークさんと一緒に行っている無償のワークショップで、悩んでいる人に寄り添いサポートする具体的な方法を学べます。
昨年はいくつかの高校や大学の授業、大学の文化祭、企業内の研修で実施しています。
こんな感じの内容を実施しているみたいです！！
こういう普及啓発活動をしてくれていると、精神疾患への偏見が少なくなってくると思うので、精神疾患を持っている人からしたら、嬉しいですよね！
僕はすっごく嬉しいし、めっちゃ頑張ってほしいなって思います！
精神疾患になったばかりの人で「どうして自分ばっかりこんな目に合わないといけないんだろう」って言っている人に会ったことがあるのですが、こういう普及啓発活動を実施してくれているところがあるって分かれば、社会に自分の味方はいるんだってことが分かって心が救われる人もいるんじゃないでしょうか！
精神疾患を持った人で、『精神疾患を持ったから辛い』で終わってしまう人もいれば、『精神疾患を持ったおかげで今まで見えていなかった景色が見えて良かった』という考え方になる人もいます。
僕自身、精神疾患を持ったおかげで、本当の意味で辛いということが分かりました。精神疾患を持つ前は、僕が自分に辛いことがあっても、気合や根性で乗り切ろうとするタイプだったので、友達からどういう状態で、どういう状況だから辛いと相談されても、共感することくらいしかできませんでした。
それも、今思うと本当の意味での共感はできていなかったと思っています。
しかし、精神疾患を持ってからは体が重くて辛いとはどういう状態なのか、意欲が湧かなくてそういう日々が辛いとはどういう状態なのか、体が動かなくて辛いとはどういう状態なのか、また辛い時に体や心はどうなるのか等々、辛いということがどういう事なのかが分かるようになってきています。
精神疾患を発症していなかったら、本当の意味で他者に寄り添って一緒に悩んで考えてあげられる立場じゃなかったんだろうなって思っています。
そういう他の人が『どう辛いのか』が自分のことのように分かるって、僕は凄い大きなメリットだと思っていて、僕自身の気持ちの成長につながっているのかなって思いました。
僕は『今まで見えていなかった景色』が確実に見えていると思っています。まだ幻聴やフラッシュバックが酷くて毎日辛いですけど、いつかそれが治まった時に『僕は精神疾患を持ってよかった』って思える日が来ると思っています。
精神疾患を持っていない人からしたら『精神疾患を持って良かった訳ないじゃん』って思うかもしれませんが、やっぱり精神疾患を持ったおかげで見える世界があるので『精神疾患を持ってよかった』と、胸を張って言える自分になりたいと思いました。
その時に、シルバーリボンジャパンのようなNPOが多くの普及啓発活動をしてくれていれば、より一層自分を受け入れてくれる社会になっているのかなって思います！
今回はこれで終わりたいと思います！ 興味のある方はシルバーリボンジャパンの公式ホームページで確認してみて下さい！！(シルバーリボンジャパンの公式ホームページは↓)
今日も頑張ってお薬飲みます！ 皆さんも一緒に頑張りましょう(≧▽≦)/
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