妄想症状の当事者がいるご家族の方必見!! 統合失調症の妄想のことを実際にあった実体験から考察しました!!(≧▽≦)/

統合失調症について

こんにちは! 今回のブログ投稿をさせていただきます統合失調症歴10年の大地です!

今回は統合失調症の『幻聴』『幻覚』『妄想』の中の妄想に焦点を置いて、書いていきたいと思いますので、是非読んで下さると嬉しいです!!

今回もよろしくお願いしますm(_ _)m

僕が実際に出会った人の病状や、僕の主観で考えると、この『幻聴』『幻覚』『妄想』3つの中で1番病識を持つことが難しい症状は『妄想』だと思っていて、僕自身もこの症状のせいでめちゃくちゃ苦労しました。

僕が知っている人の中では、『妄想』の症状がある人で病識をすんなり持てた人の方が珍しいです。

ってか今まで出会った人や、オンラインでの知り合いの方たち全員含めても『妄想』の病識をすんなり持てた人はころたんさん1人しか知りません。

そもそも、病識が無いということは、『自分は病気じゃないと思っている』ということなので、誰かに「病気の症状が出ているよ」とか「あなたは病気だからお薬をしっかり飲んだ方が良いよ」などと言われても「何で? 自分は病気ではないでしょ?」という考えが根底にあって、よっぽどのことが無いとそれが覆ることはないと考えています。(ここで言うよっぽどとは、再燃したり再発したり)

病識が無い人の特徴で、お薬を飲むことを勝手に辞めてしまう人が結構いるんですよ

勝手に辞めてしまったご家族がいる方は、自分の家族だけが辞めるような人なんだと思わないようにしないといけないということを覚えておいてくださいm(_ _)m

ここからはいくつかの事例をもとに『妄想』についてを話していきたいと思います。

事例①実際に病識を持っていない人の考え方の事例で、『幻聴』『幻視』『妄想』の中の『妄想』の症状だけがある方のご家族から、自分の子どもが今どういう状態なのかを教えてもらったのですが、子どもは両親に飲めって言われているから飲んでいるけど、本人は「自分は病気なんかじゃない」って思っていると言っていました。ご家族の方が、当事者の子に対してもし統合失調症が悪化したらどうなるかを説明したところ、「もし、本当にそうなる(幻聴や幻覚の症状が出る)のは嫌だから一応お薬は飲むけど、自分が本当に病気になったって言う感覚はない」とのことでした。

このようなことを言っていたら、病識が持てていない状態だと思っていただいて大丈夫です。

こういう場合は、どれだけ説明しても分からないし、分かろうともしないです。あと、分かったふりをして家族の前でだけ「病気だと思っている」という発言をすることもあります。(実際にそういう当事者の話を知っているというのと、僕自身がそうでしたm(_ _)mペコリ めっちゃ反省しています!!(笑))

この事例①の具体的な解決策は時間の経過です。

時間の経過とともに、家族や友達に言われても出来なかった客観視ができるようになってきたという事例があります。妄想していた内容を客観的に見て『妄想じゃなかったらおかしいよな。こんなことが実際に起こる人なんていないよな』などと、時間の経過と日々の暮らしからおかしいと思うようになった人もいます。

事例②何となく病気が悪くなると酷いことになると聞いて、自分が病気だとは思っていないけど、万が一のことを考えて飲むという人もいますが、そういう人はどっかのタイミングで勝手にお薬を飲むことを辞めてしまうことが多い印象です。3ヶ月くらいすると、お薬を飲んで症状が抑えられているのか本当は病気じゃないのかを自分で考えて、「自分は何の症状も出ていないし、病気じゃない。だからお薬を飲んでも意味がないんだ。僕が体験したこと(妄想の症状)は実際の出来事なんだ」という考えになる人がいます。

実際のところ、妄想しか症状が出ていない人では、病識の無い状態の人って結構多いので、自分の子どもだけが病識を持てていないんだって思わなくても大丈夫です(*’▽’)

こういう感じの人マジでいっぱいいます!(>_<)/

この事例②の具体的な解決策は時間の経過と、一応危機感を持ってお薬を飲んでくれてはいるので、統合失調症だけではなく障害者という状態のメリットについてを知ることです。

でも、無理やり自分で調べさるのは絶対にダメです。しつこく「こういうメリットがあるよ」と言い続けるのも絶対にダメです。そういったことをしてしまうと、病気というものやお薬を飲むこと自体がもっと嫌になります。

でも、病気になって障碍者手帳を貰うことで、障害者年金(自治体によって違うらしいのですが、数万円程)を貰えることや、障碍者雇用(社員が50人いる企業は障害者を2人は雇わないと罰則があります。社員が100人の場合は4人です)で超大手企業にも勤めやすくなるなどのメリットがあります。せっかくお薬を飲んでいるなら、病気だということを認めて生活した方が得られるメリットが大きいということを本人が理解できれば病気になって良かったと思えるようになった人もいます。

病気に関して詳しくなることで、友達が病気になった時に1番理解して寄り添ってあげられる立場の人になってあげられるっていうのも友達が多い人からしたらメリットにはなるんじゃないでしょうか!

事例③僕もなのですが妄想だけしか症状がなかった時は、初めは家族の顔色をうかがう為にお薬を飲んでいました。しかし、自分は病気じゃないと思っていたので、1人暮らしをしていた時にお薬を飲むことが面倒臭くなって自分で勝手に辞めてしまいました。

その結果、僕は幻聴と幻視という新たな症状が出てきてしまいました( ̄▽ ̄;)(幻聴と幻視に関してはまた今度記事にします!)

事例③の具体的な解決策は家族がそう言う状況を作らないことです。家族の理解ってすごく大事だと思っていて、当事者が「病気じゃないって思っている」と、正直に話せる家庭環境を作りましょう。僕の場合はそう言ったら家族が不機嫌になったので、家族の顔色をうかがいながら『良い子ちゃん』のふりをして飲んでいました。

「自分が病気になったんだから、自分で直せ。その為に薬を飲め。」というような対応は間違っています。そもそも病気じゃないと思っているし、でもそれを話すと不機嫌になるし。

しっかり『病気というものはどういうものなのか』について詳しくなったうえで、100人いれば100通りの症状があることを頭に入れて、「うちの子は『妄想』の中でもこういう状態なんだ」ってことを理解しましょう。

家族の接し方次第で病気が回復するかどうかは大きく変わってきます。

事例④妄想症状がある方で病院の入退院を繰り返している方がいます。その方は妄想の影響で、1人でどこかへ出かけて行ってしまって、後日別の県で警察に保護されて発見されて、母親が車で迎えに行くという状態が何年間もずっと続いている人がいます。

事例④の具体的な解決策は、そう状態になることをしっかりと「こういう事態になると体力的にも精神的にも疲れてしまうから遠くに出かけるのは辞めて欲しい」「あなたがこういう状態になるたびに悲しくなってくる」などと伝えてみましょう。

「病気の症状だから辞めて欲しい」は病気の症状じゃないと思っている人からしたら「病気の症状だから」は理由になっていないです。

家族が弱みを見せるとこで、当事者が「自分がしっかりしなきゃ」という気持ちになって辞めるかもしれません。グサッとくるような人の心理を突くことを言うって感じです。

「もうこういうことはしないようにしよう」って当事者が自分で考えられるようなことを言うんです。

でも、実際にこういう事例は殆ど聞いたことが無いので、主治医の先生のアドバイスを貰って下さい。

警察に保護されて発見される人はあまりいないかもしれないですが、家族が気付いていないだけで、妄想の影響でどこかへ出かけて行って、その日の内に帰ってきているという状態が続いている人は多いです。

ですので、この症状が出ている人は決して珍しくないことも覚えておいてください。

事例⑤妄想の症状があるお子さんがいて、全然病識を持ってくれないので、1回『再燃(新たな症状が出てくること)』や『再発(1回無くなった症状がまた出てくる事)』を経験しないと病識を持ってくれないんじゃないかって、お薬を飲ませることを諦めかけている方もいました。

事例④の具体的な解決策も事例②と同じで障害者という状態であることのメリットについてを知ることです。

①障害者手帳を貰うこと。バスや電車がカラオケなどに施設が無料で使えたり、半額になったりします!

②障害者年金(自治体によって違うらしいのですが、数万円程)を貰えること。

③障碍者雇用で超大手企業にも勤めやすくなる。

④病気に関して詳しくなることで、友達が病気になった時に1番理解して寄り添ってあげられる立場の人になってあげられること。

病気になって良かったと言っている人もいるくらいですので、本当にメリットはあると考えてよいでしょう。物理的な物や事ではなくても、心身共に成長できたことから病気になって良かったと思っている人もいるようです。

まとめ

はっきり言って『妄想』は病識を持っていない人からしたら手強いですし、病識を持つのが難しいです。

最初に書きましたが、『妄想』は『現実に起こっていないことを現実だと思い込んでしまう』という症状なので、実際に現実で起こったことなのか、病気の症状で妄想しているだけなのかっていう区別が付きにくいんですよ。だから、病識が持ちにくいんです。

僕が病識を持つきっかけが、再燃して『幻聴』と『幻覚』の症状が出たからなので、再燃してからじゃ遅いと思う方は、病識を持ってもらう為には自分自身が妄想をしていることに気が付かないといけないです。

つまり、自分の真実だと思って考えていることや真実だと思って言っていることがおかしいと、自分自身で気付けないといけないんです。

お薬を飲みながら生活していて、時間が解決してくれるケースが多いので、今すぐ絶対に病識を持ってもらおうとするのではなく、根気強くお薬のサポートしてあげて下さい。

今回僕(大地)は、統合失調症の妄想についてを取り上げましたが、幻聴や幻覚も相当キツい病気なので、近い内に記事で幻聴や幻覚も実際の経験や体験も書いていこうと思います!!

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