いつもお世話になっております! 管理人の遼人(りょうと)です!
①アトラスオオカブト(学名 Chalcosoma atlas)は、世界最大級のカブトムシのひとつで、特にインドネシアやマレーシアなど東南アジアに生息しています。マレー半島やインドシナ半島が主な生息地で、力強く見た目も迫力があり人気の外国産カブトムシの1匹です。
②大きな3つの角があることから、英語ではスリーホーンビートル(Three Horned Beetle)と呼ばれています。
③「アトラス」の名前の由来に、ギリシア神話に登場する巨人(巨神)がいます。神の名前を授かったカブトムシは他にもいるのですが、名前だけでも幻想的な魅力にもなりますね!
④頭と背中の羽の部分の隙間がとても鋭利になっていて、指を入れると挟まれて強い力で指を切られて血が出ることもあるので注意が必要です。(国産カブトでも大きいものだと、幼稚園児からしたらかなり痛いのですが、指が切れるほどだと考えるともっとすごいことが分かりますね!)
アトラスオオカブトの主な分布と種類
アトラスオオカブト(基亜種)Chalcosoma
スラウェシ島など。
フィリピンアトラス(フィリピン亜種)Chalcosoma atlas hesperus
フィリピンのミンダナオ島亜種。ミンダナオアトラスと呼ばれています。
ミンダナオ島
インドアトラス
ミャンマー、タイ、ラオス、インド北部など。
ネシアアトラス(インドネシア・マレー半島亜種)Chalcosoma atlas keyboh
マレー半島、スマトラ島、カリマンタン島など。
日本で見かけることはめったにないのですが
ペレンアトラス ssp. shintae
ブトンアトラス ssp. butonensis
シムルエアトラス ssp. simeuluensis
こんなのもいます。
こちらはミンダナオアトラスです!

成虫の飼育方法
飼育容器
- 大きめのケースがおすすめ(オスは角が長く、動きも激しいため狭いケースだと角を折ることがあります)。
- フタは必ず通気性のあるものにします。クリアスライダーやコバエシャッターがおすすめ!
床材
- 針葉樹マット又はペレットに少量の水を入れて出来たマットを5〜7cm敷く。
- 転倒防止材を入れます。例:バークチップ(ウッドチップ)・ヤシガラチップなど。
エサ
- 昆虫ゼリー(高タンパクタイプが望ましい)。金銭的に余裕があるならプロゼリーがおすすめ。
温度・湿度
- 22〜25℃が理想。
- 高温多湿に弱いので、真夏は冷却対策(エアコンや保冷剤)。
- 湿度は50〜70%程度、マットが乾きすぎないように注意。
寿命
- 成虫寿命は3〜6か月ほど(環境や個体差による)。
幼虫の飼育方法
幼虫期間
- 幼虫期間は、一般的に1年から2年程度が目安です。個体差や性別、管理温度によって変動しますが、約11ヶ月から12ヶ月ほどで蛹になるケースもあるため、飼育温度を25℃前後に保ち、幼虫の成長に合わせてマット交換や容器の交換を行うことが、より大きな成虫に育てる上で重要です。
- ミンダナオアトラスは比較的に早くて、オスで約11〜16ヶ月程度で羽化、メスで約10〜13ヶ月程度で羽化すると言われています。僕の場合はオスが8ヶ月程度で蛹になりました!
飼育容器
- 1頭ずつ大きめの容器(5L以上のボトルやケース)で飼育。
- 多頭飼育すると共食いやストレスが起きるためNG。
- 僕が多頭飼育していたときは、共食いをすることを知らなくて、17匹いたのがが8匹まで減っていて、そこで初めて共食いをすることを知りました。
床材(エサ)
- クワガタ・カブトムシ専用の発酵マット。
- 大型に育てたい場合は栄養価の高い「カブトマット」や「添加剤入りマット」を使用するといいです。
- しかし、角が長くなるか短くなるかは蛹になってみないと分からないということは覚えておきましょう。体の大きさは同じでも、角の長さが違うことは珍しくありません。
温度管理
- 23〜25℃が理想。
- 20℃以下では成長が遅くなり、30℃以上では死亡リスクが高まります。
エサ交換
- 2〜3ヶ月に1回を目安に、マットを全交換。
- 糞が増えてきたら3ヶ月以内でも交換のサイン。
- 蛹化が近い終齢幼虫(L3)になったら、あまり触らずマットの交換も最小限にします。
重要ポイント
この時期にすべてのマットを交換してはいけません。これは絶対に守ってください!!
上の方にフンが目立ってきたら、ケースにもよりますが、上何センチかだけ交換するようにしてください。幼虫がさなぎになるときに、輩出したフンを使って蛹室(『さなぎ室』のことを『ようしつ』と言います。)を作ります。フンはできるだけたくさん残しておくようにしましょう。
これに伴って、定期的に交換したマットにどれくらいフンがたまっているかを確認した方がいいです。フンの量が多くなってきたと感じたら、すぐに交換しましょう。
人によっては、斜めにマット交換をして、ケースの端から山ができるようにフンを残しておく人もいます。このやり方でもできるので、お好みでブリードを楽しんでください!!
蛹化〜羽化
- 幼虫は土の中に「蛹室(サナギの部屋)」を作り、そこで蛹になります。
- 蛹室を壊すと羽化不全で死亡する可能性が高いため、絶対に触らない。
- 羽化後は1〜2か月は休眠します。この期間は後食前(こうしょくまえ)と言い、エサを一切食べません。自分で出てくるのを待つか、取り出してしまった場合は、水苔(みずごけ)の中に入れて定期的に加湿し続けましょう。
重要ポイント
アトラスオオカブトは蛹の時期に★になる(死んでしまう)ことが非常に多いです。
もし、夏や冬はもちろんのこと、春や秋に蛹になっていたとしても絶対に温度管理を止めないでください。本当に簡単に星になってしまいます。十分気を付けてくださいm(_ _)m
注意点
- アトラスオオカブトは力が非常に強く、角でケースを破損させたり、他の個体を攻撃してしまいます。必ず単独飼育。
- 日本の夏の猛暑に弱いため、温度管理が一番のポイントです。
- 幼虫期間は1〜2年、成虫寿命は数か月と長くはありません。
ありがとうございましたm(_ _)m 一緒にブリード活動楽しみましょう!!
何かあった際にはぜひコメントやお問い合わせからご連絡ください!!m(_ _)m
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