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統合失調症の症状が良くなっている人の共通点として感じていることがあるんですが...
自分の病気を「良くするぞ」とか「良くなるぞ」という風に考えている人が、実際に良くなっている人に多い傾向があるのかな、と思っています。

そうですね。私も調子の良い方、悪い方、色々接していて、やはり「良くなるんだ」という意志の強い方、そういう方が良くなっていることが多いようにも感じます。

僕が今まで出会った人の中には、自分が良くなることを諦めてしまっている方もいるんです。「もう自分は良くならない」「今までできたことができなくなった」と過去に執着して、「良くなる」「良くなろう」と思うこと自体をしなくなってしまっている人が、症状の改善が見られない方に多い傾向があるように感じています。

なかなか難しい問題ですよね。慢性的に良くない状態が続いていると、「良くなろう」という気持ちを持つのが難しくなる、という事情もあるのかもしれません。それでもやはり、「良くなるんだ」という思いは大切だと思います。以前の雑談で、私が大事にしている考え方として「思わなければ叶わない」ということをご紹介しましたが、それはやはり関係があるのではないでしょうか。

やはりそうですよね。僕もそう思います。以前、「言ったかどうか」ではなく「行動したかどうか」に着目していて、基本的に言葉だけを信じることはしない、という話をしたかと思います。

その時にですね。

はい。自分自身の行動には嘘はつけませんが、言葉、特に上辺だけの言葉は、いくらでも嘘をつくことができます。でも、自分自身が本気でそう思うか、例えば「本気で統合失調症を治す」「治る」と思うか、ということについては、嘘はつけないと感じています。

確かに、自分の本心、自分の考えには嘘はつけませんよね。その中で「この病気は良くなる」と思うことが、「思わなければ叶わない」に当てはまるのかな、とも思います。ただ、非常に難しい点ですが、「思うからといって必ず叶う」わけではない、という点は気をつけたいところです。

そうですね。そもそも「良くなる」「良くなろう」と思う気持ちは大事ですが、「思っているから絶対に良くなる・治る」というのとは少し違うかもしれません。ですが、そもそもそう思っていなければ、自分が治ってきているかどうかの変化にも気づけない気がします。

なるほど。最初から「治らない」と思い込んでいると、何を見ても否定的な側面ばかりが見えてきてしまう、ということですね。

治っていても、「治っていない」と自分で判断してしまいそうです。「治る」と思っていない人は。

それはあるかもしれません。むしろ、「治る」という確信を持っている人ほど、少しの良い変化にも「治ってきている」と気づける。そういう面はあるかもしれませんね。

そうですね。ころたんさんがおっしゃっていた「思わなければ叶わない」というのは、僕は正しいことだと思います。「言ったかどうか」で人を判断しないけれど、「どう行動したか」で判断すると言いました。そして「どう思っているか」。これに関しては自分に嘘がつけないので、思うだけでも、それは行動だと僕は考えます。目には見えなくても、自分に嘘がつけないという観点では、それも行動に当てはまるのではないでしょうか。

それは私も同感です。陰性症状でできることが少なく、「何もできない」と悩んでいる方もいるかと思いますが、そんな中でも「自分は良くなるんだ」と思うこと自体が、一種の「内的行動」だと私は考えています。内面の思考も一つの行動だと捉えれば、それができているということは、それ自体が良いことなのではないでしょうか。

僕の知人に、「統合失調症は病気であり、病気は治るものだ」という考え方の人がいます。「病気だから絶対治る」と信じて、しっかり服薬し、前を向いて闘病生活を送る。そういう意識の方が、実際に治っている傾向があるように思います。一方で、一向に良くならない方の傾向として、「あれもできなくなった」「これもできなくなった」「過去はできたのに今はできない」と失ったものばかりに目を向け、諦めてしまっている、ということがあるのではないでしょうか。

そうですね。ただ、実際問題として「病気だから良くなる」と思うことと、現実がどうなるかは別の問題ではあります。少し話がそれますが、よく「うつ病患者に『気の持ちようだよ』と言ってはいけない」と聞きますよね。確かに、脳の症状として、気の持ちようだけではどうにもならない部分はあるのかもしれません。ですが、だからといって気の持ちようが全く重要でない、ということではないと思うんですよね。

そうですね。うつ病の方は、ネガティブに考えてしまったり、意欲があっても行動できなかったりする傾向があるかと思います。それを踏まえずに「気の持ちようの問題だからポジティブに考えればいい」というのは、違うと思います。それができないのがうつ病の一側面でもあると思います。これは統合失調症の場合も同じで、気の持ちようが大事なのは確かですが、単純な精神論で片付けられない難しさがありますよね。

そうですね。うつ病と統合失調症の比較はさておき、どちらの病気においても、気の持ちようだけでうまくいくとは限りません。しかし、薬物療法などによって少し考える余裕が出てきたようなタイミングで、そこで「どう考えるか」が重要になってくるのではないか、と私は思います。

そうですね。「気の持ちようだよ」と他人が言うのは違うと思います。特に、「ポジティブに考えればいい」というような単純な助言は、うつ病にも統合失調症にも当てはまらない、間違ったアプローチでしょう。重要なのは、本人が「自分自身でどういう気の持ち方でいるか」ということだと思います。例えば、「治すぞ」「治るぞ」という気持ちで治療に取り組む人と、「もう治らない、無理だ」と諦めて過ごしている人とでは、同じ期間、同じ薬を飲んでいたとしても、気の持ちようによって、回復する方、しない方、あるいは回復に気づかない方といった違いが出てくるのではないでしょうか。

そうですね。この雑談を通して、私たちが皆さんにお伝えしたいことは何だろうと考えたとき、それは「絶対に良くなるよ」とか「気の持ちようだよ」といった単純な励ましや、「ポジティブになろう」という強要ではないんです。そこが少し難しいのですが…。

少なくとも、「絶対に治らない」「昔のようには戻れない」といったネガティブな考えに囚われ続けるのではなく、少しでも前を向ける方向に気持ちを向ける、ということに重きを置いた方が良いのではないでしょうか。

確かに。つまりは「希望を持とう」ということでしょうか。希望を持って、「良くなる」と思ってほしい、ということなのだと思います。

統合失調症でも、服薬しなくても大丈夫になった方がいるとか、病気によってできなくなったことが再びできるようになった方がいるとか、そういった先例を自分の希望にして、「自分も良くなる可能性がある」と思うことは大事なのかな、と思いました。

そうですね。そんな感じでしょうか。

今回はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
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