統合失調症の雑談⑲ バランスを取る感覚を大切にしたいよね!

2人で雑談したこと
ころたん
ころたん

はい、今日も始まりました!!
よろしくお願いします!!

大地
大地

よろしくお願いします~!!m(_ _)m

ころたん
ころたん

今日は「バランスをとる」ということについて話したいです。最近、バランスをとることが大切だなって思う場面が多くて。

大地
大地

「バランス」かぁ、広いテーマですね。ころたんさんの言うバランスって、具体的にどんな感じですか?

ころたん
ころたん

もう、何事にもバランスがあるなと思っていて。人間関係もそうだし、自分の内面の感情のバランスも。自分の中だけでも、自分と外との関係でも、バランスは大事だなと感じます。

大地
大地

なるほど。人間関係でいうと、僕がパッと思うのは、友達や家族だからって何でも言っていいわけじゃない、「親しき仲にも礼儀あり」ってことですかね。相手が傷つくようなことは言わないようにする、っていうのが僕の中のバランスです。そういうイメージで合ってますか?

ころたん
ころたん

まさにそうですね。それは「自分の言いたい気持ち」と「相手のことを思う気持ち」のバランスだと思います。言いたい気持ちがすごく強ければ言ってしまうだろうし、相手を思う気持ちが強ければ言わない選択になる。その揺れ動きがバランスなのかなと。

大地
大地

凄く分かりやすいです!ちなみに、ころたんさんが人間関係のバランスで気をつけていることはありますか?

ころたん
ころたん

「偏りすぎない」ことですね。例えば、友達との関係で、毎回自分が聞き役に徹しているとか。そういうどちらかに偏った状態は、あまり良いバランスではないのかなって。時には自分の悩みを聞いてもらうことも必要で、どちらか一方に寄りすぎると、いつか関係が崩れてしまう気がします。

大地
大地

なるほど。そしたら、これもバランスだと思うんですけど、喋るのが苦手な人と得意な人が組み合わさった場合、苦手な人は聞いてる方が楽だし、得意な人は喋ってる方が楽しい、という良いバランスが成り立つこともありますよね。
だから、ころたんさんが言いたいことは、自分が喋りたいのに我慢して聞き役に徹しすぎている状況自体が良くない、ということですよね。

ころたん
ころたん

まさにそうです。その組み合わせで釣り合っているのであれば、それがその関係にとって良いバランスなんだと思います。バランスが良い状態、つまり「釣り合いの位置」は、関係性によって変わってくるんですよね。
人間関係って、最初は何も乗っていないニュートラルな天秤から始まって、お互いの言葉や行動で重りを乗せながら、釣り合う点を探っていくようなものかもしれないですね。無意識にやっている気がします。

大地
大地

そう考えると、その天秤の動かし方が分からない人が「人見知り」になっちゃうのかな、と思いました。でも、人見知りの人が喋るのが好きな人と出会った時、相手からすると「この人には何でも話せる、すごく会話のしやすい相手だ」と感じる可能性もあると思うんです。だから、人見知りだからってコミュニケーションを避ける必要はなくて、無意識のうちに相手にとって話しやすい人になっていることもあると思うんですよ。

ころたん
ころたん

大地くんがさっき言った、相手が「この人は話しやすい」と感じる可能性についてですが、それは話好きな人が「この人(人見知り)は何でも話せる(聞いてくれる)相手だ」と感じている(その時点での『直感』かもしれないし、ある意味では『錯覚』とも言えるかもしれない)のかもしれませんね。もし後で人見知りの人が「実は私も話したかった」となれば、最初の直感は少し違った、ということになるかもしれませんが。
だから、人見知りの人も、「私は聞くことで、この人とのバランスをとっているんだ」って自分で思うことが大切なんじゃないかなって。

大地
大地

なるほど。そう考えると、人見知りの人だとバランスを無意識に考えすぎて、喋れなくなっちゃう。って人もいるのかもしれませんね。

ころたん
ころたん

これは人見知りに限らず、苦手なことがある人にも言えると思います。例えば「私はコミュニケーションが苦手だ」と思っていても、まずは聞くことから始めてみて、その人間関係の中で「もう少し話した方がいいバランスかな」とか「聞くことに徹するのがいいバランスかな」とか、自分でバランスをとっている感覚を持つことがいいのかなって。

大地
大地

人間関係のバランスの話で言うと、僕は「全員と仲良くすべき」という考えではないんです。人には合う合わないがあって、どうしても人間関係を形成するうえで、自分とバランスが取れない相手もいる。だから、自分とバランスが合う人とだけコミュニケーションをとっていけば、それでいいのかなって思います。

ころたん
ころたん

基本的には私も同じ考えです。でも、苦手な人に出会った時も、「何かバランスが取れる点はないかな?」って考えてみる姿勢は持ちたいなとは思っています。

大地
大地

僕もその考え方に凄く賛成します!突っぱねるんじゃなくて、苦手な人なら苦手な人なりのバランスがある、ということですよね。僕も苦手だとは思いつつも絶対にトラブルにならないように気を使いながら話すことはあります!

ころたん
ころたん

人間関係以外のバランスで言うと、やっぱり「自分の気持ちのバランス」も大切です。やじろべえで例えると、本体が自分で、両腕が相反する感情、みたいなイメージです。

大地
大地

自分の気持ちのバランス…?ちょっとピンとこないんですが、具体的には?ストレス解消法とかですか?

ころたん
ころたん

それもそうですね。相反する感情、例えば「喜び」と「悲しみ」、「楽しさ」と「苦しさ」などのバランスを取ることです。例えば、中学時代に勉強でずっと1位だった子が高校で初めて1位じゃなくなった時。「今まで頑張った自分」をいたわる気持ちと、「もっとやっておけばよかった」と後悔する気持ち、両方が湧き起こると思うんです。そのどちらかに振り切るんじゃなくて、両方の感情のバランスをとって、「それも含めて自分だ」と受け入れる感じです。

大地
大地

なるほど。「今まで頑張ったから1番じゃなくても平気」って開き直る感情だけが自分とか、「後悔して悔しい」って感情だけが自分とかじゃなく、どっちの感情も自分の感情なんだと考える。って事であってますかね?

ころたん
ころたん

そうです。感情は揺れ動くものですが、その釣り合ったところで自分を受け入れるのがいいのかなと。もちろん、時には「こうする!」って決めて振り切る(選択する)ことも大切で、バランスを取ることが全てではないですけどね。
でも、安定して物事を進めていくためには、自分の内面でも、外との関係でも、「バランスをとる」という感覚が大切になる場面が多い気がします。

大地
大地

思ったんですけど、「バランスをとる」ことって、「後悔をしない選択」をするために必要なんじゃないでしょうか。人間関係でも自分の中でも、後から「こうすればよかった」ってならないように生きるために、バランス感覚が必要なのかなって。

ころたん
ころたん

後悔しない選択を見つけていく、というのもバランスを取ることの一部かもしれませんね。
私が大切にしたい感覚は、バランスって常に揺れ動くものだということです。重くなったり軽くなったり、ゆらゆらしながら落ち着くところを探している感じ。これって、統合失調症の症状が、陽性になったり陰性になったりしながら、だんだん波が収束していく過程にも似ている気がするんです。その揺れ動きの中で安定点を探していく、「バランスを取ろうとする感覚」自体が、病気を乗りこなす上でも大切になるのかなって。

大地
大地

なるほど。人生で後悔するような出来事はどうしても起こるけど、その中でもバランスを考えながら選択していく。「この選択で後悔もあったけど、あっちよりは良かった」とか、「こっちの方が良かったかもしれないけど、前を向こう」とか。統合失調症の症状も、いろんなバランスや駆け引きを経験しながら、徐々に良くなっていくのかもしれないのかなと。いろんな場面でバランスってあるのかなって思いました。

ころたん
ころたん

はい、じゃあ今日はこの辺で終わりましょうか。

大地
大地

ありがとうございました!!m(_ _)m

ころたん
ころたん

ありがとうございました~!!

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