先日、シルバーリボンジャパンの公式サイトで公開された秋山剛先生へのインタビュー動画を拝見し、多くの気づきと共感を得ました。この動画は、メンタルヘルスや精神保健医療福祉領域に関わる方々だけでなく、広く一般の方々にも視聴していただきたい内容となっています。
薬物療法と心理的サポートの重要性
動画の中で特に印象的だったのは、うつ病で休職した際、薬物療法で症状を安定させた後、職場復帰時に人間関係や心理的側面のカウンセリングを併用しなければ、根本的な回復に至らない場合があるという秋山先生の意見でした。これは、私自身の経験とも重なります。統合失調症の症状を薬で抑えた後、偏った認知や思考パターンの修正が重要であると感じています。しかし、一人でこれらの偏りに気づくことは難しく、カウンセリングの利用が望ましいと感じています。
心療内科と精神科の違い
また、心療内科と精神科の違いについて、精神科の方がより重い症状を扱うことに慣れた医師が多いと説明されている点も参考になりました。適切な医療機関を選ぶ際の指針として有益な情報です。
公認心理師の現実
個人的には、心理士の資格取得を考えている中で、厚生労働省が定める公認心理師による保険診療の制限に関する厳しい現実について知ることができたのも良かったです。具体的には、患者が支払う金額が2500円で月に2回までに制限される現状があるそうで、資格取得後のキャリアパスや現場での課題について、現実的な視点を持つことができました。
シンガポールのメンタルヘルス政策
諸外国のメンタルヘルスについてのお話の中でのシンガポールのメンタルヘルスの状況について、国の方針と現場の方針が一致している点を紹介しており、海外の状況を知れることが有り難く感じました。私の調べですが、2023年10月5日に発表された「メンタルヘルスとウェルビーイングに関する戦略(National Mental Health and Well-being Strategy)」では、メンタルヘルスサービスのキャパシティ拡大や早期発見と介入のためのサービス提供者の能力強化などが重点分野として挙げられています。
英語圏のスティグマ払拭プロジェクト
さらに、英国圏(イギリス、カナダ、オーストラリア)で、国民のスティグマ払拭の国家プロジェクトがあることも紹介しており、感銘を受けました。
こちらも私のリサーチですが例えば、
オーストラリアでは「Beyond Blue」という国主導のキャンペーンがあり、メンタルヘルスに関する意識向上とサポート体制の強化を目指しています。
イギリスでは「Time to Change」という大規模なスティグマ解消キャンペーンが行われており、精神疾患を持つ人々の声を社会に届け、差別や誤解を減らす活動が進められていました(現在は終了し、その影響を受けたプロジェクトが継続中)。
カナダでは「Opening Minds」というメンタルヘルス委員会によるプロジェクトがあり、特に職場や学校での偏見をなくすための教育プログラムを提供しています。
SNSと直接のコミュニケーションのバランス
動画の後半では、若者の高い自殺率の原因として、SNSの便利さと直接会って心で聴くことのバランスの重要性が考察されており、深く考えさせられました。デジタル時代における人間関係の在り方を再認識するきっかけとなりました。
メンタルヘルス支援の原理原則
メンタルヘルスの有無に関わらず、素敵な人は素敵であり、メンタルを支援するための原理原則は、人がより良く生きるための原理原則と変わらないという秋山先生のご意見にも感銘を受けました。これは、人間としての本質的な部分を捉えた深い洞察だと感じました。
シルバーリボンジャパンのSOCIAL ACTION.JP活動への期待
最後に、SOCIAL ACTION.JP(社会課題の解決を目指す情報発信プラットフォーム)に対する期待として、正しく有益な情報を社会や世間にしっかり届けることで、精神疾患に対するスティグマの払拭やメンタルヘルスの理解促進に寄与することを願っています。今後の活動に注目し、応援していきたいと思います。
このインタビュー動画は、メンタルヘルスや精神保健医療福祉領域に関わる方々だけでなく、広く一般の方々にも視聴していただきたい内容となっています。ぜひご覧になり、何かを感じ取っていただければ幸いです。
今日も頑張ってお薬飲みます! 皆さんも一緒に頑張りましょう(≧▽≦)/
参考資料
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