心理学の本を読んでいて統合失調症の当事者に当てはまる人がいると感じた内容です!~誰かの行動で怒りの感情が出やすい人は~

統合失調症について

こんにちは! 統合失調症歴10年の大地です!

僕は昔、心理学のハウツー本を買っていました。それを何年も読んでいなくて、今になってたまたま本棚から出てきたのを見つけたので試しに読んでみました。

すると、統合失調症の当事者のためにもなるような内容があったので紹介します。当事者の方の中には看護師さん、施設のスタッフさん、ご家族の方などの言葉や行動に対して、相手に自分を怒らせようという意図はないのに、怒りの感情になってしまうことに悩んでいる方も多いと思います。

統合失調症の当事者は勿論のこと、統合失調症ではない方でも、誰かの行っている行動を悪く捉えることがある人は、自分の考え方が変わるきっかけになると思います!

統合失調症に関わらず、誰かから受けた行為を悪意がある・敵意によるものだと感じやすい傾向にある人がいます。このような傾向を、心理学では『敵意帰属バイアス』と呼んでいます。

これは子どもの頃からそういう傾向がある人とそうじゃない人がいて、生まれつきのものですが、大きくなるにつれて社会性の獲得とともに減少していきます。

子どもの内は、相手の人は「うっかり間違えちゃったんだよ」などと言い、相手に敵意が無いことをそのつど説明して納得させる事で減少させることもできるのですが、大人になってもすぐに怒りの感情になる傾向がある人が、そういった場面に出くわしたときに落ち着いて考える必要があります。

考える内容としては、相手の行動に怒りを感じた時に、相手の行動が本当に自分を怒らせようと思ってとった行動なのかどうかを考えたり、偶然の出来事なんじゃないかとを考えたりすること。

誰にでも当てはまる例だと、自分の靴のかかとと相手の靴が当たったなど。

もしどうしても怒りの気持ちが出る場合は、怒りの感情が出てから6秒間冷静になろうと思い、6秒数えることが効果的らしいです。(人は6秒で怒りの爆発は過ぎると言われているので。)

これからは実践的な話をするのですが、実際に精神疾患の当事者で看護師さんやご家族の方が自分に対して一方的な考えや対応に対して不満や苛立ちを感じている人は多いと考えます。

僕はそういった当事者の方々の考え方について、『何とかしてあげられないかな。助けてあげられないかな。』と考えていました。今回心理学の本を読んでびびっと来たのですが、こういう状況に出くわしたときに不満や苛立ちを感じる人は、看護師さん・家族の方などが自分に対して、『怒らせようとしてそういう行動をとっているかどうか』を考えられると良いのかなと思います。

怒らせようとして言っている訳ではないということが分かれば、一方的な考えや対応をしようとしているのではなく、『こういう考え方もある』という自分と違った考え方を学べる素晴らしいきっかけになっているということが分かります!

そもそも、精神疾患を持っているか持っていないかに関わらず、他の人は自分の考え方を押し付ける人だ。などと、『相手はこう考えているに違いない』と考える人は、自分がそういう人だから、相手もそうしているに違いないと、無意識や無自覚でそう考える人がいると聞いたことがあります。そういった人は、自分の考え方を変える必要があります。

但し、こちらも実際の事例なのですが、自分が本当に体調が悪いのに「怠けているだけだ」「ずっと寝ていることは良くない」「動けば元気になる」などと、病気に理解の無いことを言われる。自分の体調が悪いという『事実』に関してを否定される。など、実際の『事実』とは異なることを言われた場合、それらを受け入れる必要はなくて、本当に間違っている一方的な考え方や対応をされていることも考えられます。

しかし、『事実』と異なることを言われた時に、本当に自分のことを怒らせようとして言っているのかどうかを考え、いったん冷静になってみてはどうでしょうか。

怒らずに落ち着いて、自分の病気に関してしっかり話して、病気に対する理解を持ってもらうことも必要なコミュニケーションなのかもしれないですね!

イライラすることがあったら落ち着いて考えてみる。これは精神疾患を持っている持っていないに関わらず、大切なことだと思います。

大切なことは怒りの感情になった時、いったん落ち着いて冷静になって、『事実』と異なることを言われた場合は違うということを伝えること。それ以外の自分とは異なった考え方の人は、『こういう考え方もある』としっかり受け入れることなのではないでしょうか!

今日も頑張ってお薬飲みます! 皆さんも一緒に頑張りましょう(≧▽≦)/

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