ご家族が当事者の方の自己肯定感をあげることって意外とできるかも! 希死念慮が出ている人は自己肯定感が上がると今より気持ちが楽になるんじゃないかなって思った大地の日常

日常の出来事

こんにちは! 統合失調症歴10年の大地です!

突然ですが、自己肯定感を上げるのって結構難しいと思いませんか?

そもそも、自己肯定感って何? って人の為に説明します。

自己肯定感とは『ありのままの自分を肯定する感覚』『自分自身への満足感』のことです。

精神疾患を持っている人で、自己肯定感が低い人って結構多いんですよ。

精神疾患を持ったこと。発病してしまう原因となること。気持ちが落ちて自分は何もできないって思うこと。将来の自分のこと。などを考えると不安になる方って多いんです。僕もそうでした(>_<)/

統合失調症になってから自己肯定感が低くて希死念慮が出てしまう人がいます。今はめったにないですけど、僕も昔は結構頻繁に希死念慮が出ていたんですよ。

そういったご家族がいる方に「今、あんた(当事者の方)が居るだけで幸せだよ」って言ってその『理由』を説明すると、当事者の方は、今誰かの為になっている。今誰かの役に立っている。と思って自己肯定感が上がるんじゃないかなって思います!

僕に希死念慮があった時は、将来に対する不安や、何もしていない今の現状に対する自己嫌悪から来ていました。

理由として、僕が高校生・大学生時代は、会社でバリバリ働いて、周りから仕事ができる人だって思われて、会社に貢献したり社会で役に立つ存在になったりと、理想の自分がいました。

しかし、高校生で統合失調症を発症して、大学生で再燃。大学時代のあまりにも幻聴やフラッシュバックが酷かった時に、理想の自分になるという夢は遠い未来の自分に託しました。

幻聴が酷くて毎日生きていること自体が辛かった時に、未来への不安や当時の現状に対する自己嫌悪から希死念慮が出て、団地の最上階から飛び降りようとして団地の最上階に行ったこともありました。その時に何故死ななかったのか。これは、実は不幸中の幸いで、団地の最上階で初めて気がついた事なのですが、統合失調症になってから知らない間に高所恐怖症になっていたらしく、高い所が怖すぎて止めました。

そんな自殺も考えるほど、1番苦しんでいる時の自己肯定感が低かった過去の自分に、今の僕が言葉をかけるとしたら、「今、お前が病気で寝たきりになっているだけでも、そこにお前が居るだけで喜んでいるやつだっているぞ。自分の今や将来のことを考えずに、周りの人を見て見ろ!」と言います。

この言葉にはどういう意味があるのか。

僕の母は、僕と一緒にどこかへ出かけると喜びます。20代後半で母親と一緒に出かけてくれる息子なんて他にいないと喜んでいます。僕が寝ているだけでも、家に誰も居ないよりずっといいと言って、喜んでいます。

それで、僕はこう思いました。『今の自分』『未来の自分』の事だけを考えると、死にたくなるほど苦しいけど、僕が寝てるだけで喜んでいるやつがいるから、『自分のこと』だけを考えるのは辞めよう。と。

母親のことは別に好きではないのですが、何か・・・僕がいるだけで喜んでいるので(笑

それは僕が死ねない理由にはなっています。自分が療養に専念していて何の仕事もしていない状況でも良いんだ。僕は今のままで大丈夫なんだ。って思えます。

な~んにもしていなくても、僕が居るだけで喜んでいるやつが居るんだって思うと、あと5年働けなくても10年働けなくても、何か・・・どうでもよくなりました。そして、病気の療養だけに専念しようと思えるようになりました。

今の自分は、病気を回復させないといけない時期だから働かなくていいと思うようになってからは自己肯定感の『ありのままの自分を肯定する感覚』が出てきました。もちろん今でも病気が良くなったらバリバリ働いてやるって思っているのですが、それは病気が良くなったらという話。

まぁ、まだ働くことは諦めていないので、今でも偶に求人サイトを見ることはあるのですが、今は病気を回復させないといけない時期だからと、自分に言い聞かせていますが(笑

自己肯定感の話に戻りますが、僕は自分に存在意義があれば自己肯定感が上がると考えています。

『今の自分に満足できない』『未来に漠然とした不安がある』などなど、色々な事で自己肯定感が低くなっている当事者の方が居ると思うのですが、家族の方が例えば、「未来に漠然とした不安があるかもしれないけど、今あんた(当事者の方)が居るだけで幸せだよ」って言ってその『理由』を説明すること、家族が当事者に向けてそう発信することで自己肯定感が上がってるんじゃないかなって考えています。

その言葉が生きる理由になるかもしれないし、死ぬ理由が無くなるきっかけになると思っています。

とにかく、今のままでいいんだって思ってもらうことが大事なんじゃないかなって考えています。今のままでいいと思うことは、最初に説明した自己肯定感の『ありのままの自分を肯定する感覚』『自分自身への満足感』の内の前者に当たると思っています。

最近でも、凄く偶に幻聴とフラッシュバックが酷すぎて希死念慮が出ることがあったのですが、その時は咄嗟に「いつも遊んでいる友達が悲しむようなことをしたらダメだ」って自分に言い聞かせました。そうしたら、希死念慮はすぐに無くなりました。(残念ながら母のことは全く思い浮かばなかったです(*’ω’*))

でも、これが出来たのは常日頃から生きる意味があって、自己肯定感が高くなっているからだと思っています!

ちょっとでも自己肯定感を高くできれば、希死念慮が出た時の対処ができるし、生きていて気持ちが楽になるんじゃないかなって思います!

今日も頑張ってお薬飲みます! 皆さんも一緒に頑張りましょう(≧▽≦)/

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